断薬一年六ヶ月

やっと一年半である。一年半、脳が膨張する様なビリビリとした痛み、顔面の痛み、鼻に至っては常にビクビクと動いているので腫れたままである。左目は視力が弱まり涙が出てくる。両目の奥のビリビリとする痛みに視力が安定をしない。先日に至っては三叉神経の関係か歯の神経までもが痛み出した。全身の痛みに加え骨がバリバリと音を立て不随意をする。とっくに軟骨はすり減っているであろう。左首から背中にかけても突っ張る痛みがあり腹部の筋肉は肋骨の下に入り込む動きをするので当然防ぎたく上半身を仰け反ると腹部を連続で殴られている痛みがくる。胸の圧痛が酷い時には胸焼けを起こす。右股関節は引っ張られているので運転をする車種によってはアクセルペダルと体勢の形が合わず58キロ走行が丁度良く、おっせぇ車だな。と、ぶち抜かれながら車の振動に耐えている。左骨盤から腰にかけてこむら返りの様に突っ張る。とにもかくにも物凄い力で不随意をしているから疲れてしまう。ビリビリブルブルと肉や神経や筋の痛みに冷感を伴っているので足の冷えが酷くなったが逆に灼熱地獄もくる。年末年始から痛みが強く今年に入ってから四回は気絶をしているが気絶が出来ない痛みの時にはやっかいでひたすら堪える。そんな日の翌日にはだるさで精一杯である。肢体が前後左右に不随意をし一年半、痛みは範囲を広げ深部に届く。そんな中、下半身が動かなくなる日もあった。加え下半身の不随意が前後左右ではなく上下に動いた事があった。洗濯をしようと立ち上がると両脚が上下に動くのである。まるでパントマイマーが階段を降りるというのか下るかの様な動作に、おっ…新しいね、歴史が動いた…と、思いました。革靴を履いて歩いてはタップダンサーの様な音を立て、自分やるな。と、思っていた季節から冬を迎えました。昨年の今日は何をしていたのかメモを遡ると年末から二月までが白紙であった。やはり年末年始はあまり良くないのかもしれない。七月の断薬二年目にはどうなっているのかが楽しみである。その頃に聴いていたblurのSong 2を聴きだしている。ここまで来たのだ、きっと少しは良くなるとは思っている。ウーフー!と、めまいと吐き気の中、王子さんのおとんの車を廃車にするのでお墓まで独り車に乗って見せに行くと晴れ間に風が強くなりお線香がなかなか点かず終いには雨が降り出し大きな虹が国道の上にまたがり感嘆深くなりながら兄さんの会社にスペーサーをあげに行った時、聴いていた曲。ウーフー!と。
全身はそれどころではないけれど、元気です。
追伸、眩しさとうるささと心強さと。です。

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズというよりは、
雨降って地固まる。
この言葉を信じています。