無理矢理にまでテンションを上げて仕事をする先生。そんな先生を毎日心配をしていた。
そんなわたくしは安定剤を飲まないと年中、死にたくなると言った。
ただ死ぬエネルギーも無いから心配は無いのだが。
先生は言った。

あー。
俺ら、やばいねー。
俺、特段死にたくないけど消え去りたいもん。 とりあえず、死ぬな。りんのすけは過去に俺にこれから死ぬから脅迫をしたのだから今度は逆をやってやるぜ。
それまで、死ぬな。

わたくしは毎日を生きるのがストレスである。
今に始まったことではない。
わたくしは先生に言った。
先生こそ生きて下さいね。
消えてしまったら今までのことが水の泡だから。渇く前、二人に水を与えてくれていたのは何だったのでしょうか。
互いに水を与えていたのでしょうか。
まだ枯れていないわたくしは先生に水を与えていきたい。
先生に新しい芽を。
季節を。
先生と同様に枯れてしまってはいけない。
アーティストとはとても繊細な植物です。
渇いた土地から水を取り込むぐらいのエネルギーを要します。
くだらないことに憤慨している人を見ると、水と油という言葉が浮かぶ。