流石に鈍感なわたくしでも

わたくし人からの好意というものに気がつかない。何故ならば相手を意識していないからである。それと人見知りなので友達の友達ぐらいなら仲良くできるが。昨年の事いつも行くスーパーの鮮魚の店員と目があった。相手はびっくりした顔で2〜3秒も立ち止まったほどだ。それはわたくしもだ。知らない人とは目を合わせない。その日からである。ガラス越しでキョロキョロとわたくしを見ていた。そこまでは良かったのだが日を空けて行くと品物の前出しが済んでいるのにフロアーに出てくる。友達と鮮魚コーナーから離れた所で話をしているとわたくしの真後ろで何やら価格カードをただスライドさせたり視界にやたらと入るそして近すぎる。広いのにわたくしにスレスレで走って通り過ぎたりと。流石にわたくしは変だと思った。決定的に変だと思ったのは足がぶつかるほどわたくしの眼前に早足で近づきただすいません。と、通り過ぎたのだ。これはどういう事なのだろうかと半年以上も気になっていた。半年前に王子さんに相談をした。そして一緒にスーパーに行った。王子さんにも何か感じるものがあったようだ。後日しぶしぶ兄さんに告げるととにかく行かない方がいい、鮮魚の奴だべぇ?包丁持ってるべや、なんか勘違いして刺されたら困るから行くな。わたくしは兄さんと同じ町内なのでどんな奴か見てくるわ。と、なったのだが今日は時間の関係でどうしてもスーパーに行かなければならない。ずっと行っていなかったのだがいつも通り知らんぷりで行ってきます。