感覚

六日の深夜に珍しく先生からメェルがきた。
土曜日が休みのようで映画を観ていたところだったと。
先生は、俺の夢は見る?君は俺の心の叫び指標だからな。まだ大丈夫という事か。
わたくしは言った。
かなり弱っている。
正確に言えば四日の夕方五時から五日の深夜零時までがピークに感じたと。これはわたくしが先に日記を書いていた時間である。
これに対し先生は大正解だと言った。
その時間帯に仕事では最悪の状況、
さらには会いたい人に会えないと連絡があったそうだ。
そして深夜零時に眠剤と安定剤を飲んで布団に入ったと言った。
これからも突然深夜にメェルをするかもしれない。と、言って先生は就寝したのだが、
朝わたくしが起きたら早速目が覚めた先生からメェルがきていた。
みた夢に関するものであった。
わたくしの見解としては抑圧された性欲と鍵と鍵穴に関係する哲学的な夢だと判断した。
そして土曜日も何度か連絡がきて今日も連絡があった。
わたくしは今日徹夜であったことを告げると、すまん、連メェルしたのが悪かった。と、言った。が、わたくしは他のことを考えていて眠れなかったので先生のせいではないことを言った。
わたくしが先に書いたきっかけとは仕事であったり会いたかった人との状況であり、薬とは先生が飲んだ時間帯であった。わたくしに何かを伝えたがる先生の意識が何故かわたくしは感覚で感じる。
先生は言った。
俺、薬に対して初期の依存かもしれない。

先生が薬を飲んで無になった時、わたくしも感覚的に先生が眠りについたのを感じる。
一番穏やかに伝わってくる。
先生はこの三日、君に連絡をしていたが何も向上しなかった。と、言った。
それもそのはず、わたくしはこの半月ほど弱っているのだ。
支えてあげられなくてごめん。