月曜日は家から出ていない

ハードにたまりにたまった映画を消化するためにひきこもっていた。てか、10年前に手術した膝が秋のおとずれとともに痛み出し膝サポーターがなくては歩行が困難なあげく先日、道端で自転車ごとひっくり返った見知らぬじいさんを助けてわたくしは悪くないほうの足首をやっつけた。ただでさえ右膝と右足首は曲がりが悪くお座りができない人間がじいさんを助けて反対側の足首をやっつけたもんだから事である。
状況はこうだ。

車でT字の国道にさしかかったら道路の向かい側でじいさんが自転車ごと軽い土手に消えてった。
わたくしは、すぐさま行きたかったがさすが国道、ビュンビュンと車が行き交う。その間も気が気でなはなく全車両を何かの権力で停めたいほどであったがただの凡人である。

ようやくじいさんの横に車を横づけしひっくり返った見知らぬじいさんを起こした。

じいさんは、ありがとう、ありがとうを連呼していたが手首から血がでていた。(ためらい傷か…いや、転倒してケガをしたんだ)

そうして倒れた自転車を左側に起こそうとするわたくし、落ちかけている自転車を下りの方へアシストするじいさん。

それじゃ、落っこちちゃうから手離して!
端から見れば自転車の取り合いをしているかのようであった。

だが登りかけたじいさんが自転車を手放し自転車を支えていたわたくしは反動で己の車にダイブする刹那!

わたくしが手離せって言ったよね?
外車は修理代たっけぇんだってぇ!下りに力をまかせたら見知らぬじいさんがまたケガるぅぁぁぁぁぁあ!


なんか知らんけどこの時くじいた。

自転車は持ったまま。
色んな感情が入り交じったが車とじいさんとじいさんの自転車だけは守ろうとした。

そしてわたくしは捻挫した。

かっこわるぅ。


ちなみに左手首は腱鞘炎で圧迫サポーター、首はエアーコルセット。

若いうちは苦労せんほうがいいよ。