それぞれの年末

金曜日でしたかね、王子様の実家のストーブの火が大きくならないと連絡があり、兄さん(わたくしの友達)に修理を頼んだ。仲良しな50代である。
この日は昼から祖母が腹痛を訴えていた。違う病院の薬で1日だけ調子が良かったのだが金曜日。土曜日はどの病院も休み。しぶしぶタクシーに乗せわたくしは王子様の実家に行った。
なんだかんだしわたくしは祖母の家に電話をするも出ない。こりゃ入院だなと確信し荷物をまとめた。病院に着くと看護婦にたらい回しにされたあげく医師が出てきた。
本人はつらいだろうが症状は軽いです。今点滴をし明日からは薬で抑えることにしています。
祖母に会いに行くとかなりやつれて言った。
わたし悪い病気かもしれない。
だったらね、一晩泊まって様子見よ?夜中に痛くなったら困るでしょ?
その間も医師と看護婦と祖母とすったもんだします。
祖母を説得し入院が決まりました。
病室に移動しましょうと立ち上がった祖母はふらついた。
無理しないで車椅子に乗ろ?
かなり深刻に見えましたが症状は軽いと聞いています。次の日、病室に行くと幾分元気に言いました。
ごはん食べてない。
絶食はしゃあないわ、わたくし昨年同じ症状で絶食し半年も痛みが続いたからね。症状は軽いみたいだしね。

ん?わたし昨日ガンかもしれないって言われた…

ないない!

頭真っ白になったんだ。
それでふらついたんですね、分かります。

次は王子様のお話です。妹A(わたくしの古巣の会社のパートで冬場は失業保険ましてや王子様の扶養です)が王子様に言ったそうです。
お正月の買い物行くからお金ちょうだい。

はぁ?!おまえ何言ってんのよ!?金あるべや!
満期になった保険だってな!(この辺の手続きはわたくしです)俺が払ってたのによぉ!何てめぇの金みたいなつらしてんのよ?!
おまえだけだぞ!家に金入れてないの!ばかじゃねぇのか?!だから出てけって言ってんだぞ、てめぇひとりの金じゃねぇんだぞ!
と、話す王子は怒り浸透です。怒りには怒りをもてばおさまります。わたくしは言いました。
妹Aに言ったんだよ?あなた達の両親がいない分、香典返しも年間あるし固定資産税も大変なんだよって!
王子 おぅ!

妹Aは、ふーん。だって。
王子 はぁ?!何考えてんのよ!何がふーん。よな!

逆効果でしたね。

何か稲妻が走った師走って感じでしたね。
わたくしひとりっこで王子様の兄弟は5人であります。新年一発目の説教が楽しみですね。